東京スタートアップ(コワーク編)

最近「コワーキングスペース」という言葉をよく聞きませんか?

 

コワーキングスペースとは?

事務所、会議室、打ち合わせスペース等を共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルのこと。独立して働きつつも価値観を共有する参加者の社交や懇親が図れる働き方で、他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できる面を持ちます。

引用元:Wikipedia

 

「コワーキングスペース」とはよく聞くけど、実際に何をしている場所なのだろう?

それが気になった僕たちは、実際にコワーキングスペースを取材しに行きました。

今回二つのコワーキングスペースを取材したので、一つずつ紹介します。

まず最初に行ったのは、「FP office LeReve」

「FP office LeReve」の利用者のひとり、新井さんにインタビューしました。

 

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新井 智志(あらい さとし)
ファイナンシャルプランナー。現在大学4年生。

新井さんは、大学生ながらファイナンシャルプランナーとして活動する他、出張もみほぐしや路上靴磨きやなんでも屋など多くの活動する現役の大学生。

新井さんは「将来住みたい豪邸から、スタバで朝食をとる」まで、自分のやりたいことを列挙している夢リスト“を持ち、自分やまわりのひとの”夢”を叶えることを原動力に活動している。

 

コワーキングスペース「FP office LeReve」は、新井さんのようなフリーランスや個人事業主、その他独立を目指す方などが集う場所。

最初はファイナンシャルプランナーが集った場所だった「FP office LeReve」は、今では全国25ヶ所あるといい、ファイナンシャルプランナーに限定せずカラーセラピー、ワインのソムリエ、管理栄養士など夢を持ち活動する人なら誰でも入れるようになったという。

「FP office LeReve」では利用者が家賃を分担して払う。

そして、週に一度の「数字会議」というものを行う。自分の目標を達成したかという各々の活動をお互いに報告し、アドバイスをする会。

ただ一緒にスペースを使うだけでなく、お互いがちゃんと目標に向かっているか進捗を確かめ合う緊張感も作っている。

 

フリーランスの働き方は、孤独なりがちで、また見張る人もいないのでつい惰性になりがちと聞く。

この「FP office LeReve」では、そういったフリーランスの働き方をうまくサポートするようなコワーキングスペース兼コミュニティだと思いました。

 

二つ目は、Yahoo JAPANが運営する「LODGE」に伺いました。

 

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『LODGE』ホームページより

 

「LODGE」は、yahoo以外の人も利用できるオープンコラボレーションスペース。

「みんなで「!」を生み出す場所」をコンセプトにした場所です。

 

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『LODGE』ホームページより

すごく広く、解放的な空間でした。訪問した日には、多くの利用者がいました。

一人で作業したり、複数人で打ち合わせしたりなどの使われ方をしていました。

この「LODGE」では定期的にイベントも開かれており、イベントスペースという側面もあります。

 

そして、「LODGE」を総括されている担当者の方に、「LODGE」を開く目的について聞けました。

技術の発展や市場の変化でビジネスのスピード感が早くなり、一社単体でのイノベーションが難しくなっている。

そこで、無料でコワーキングスペースを解放することで、学生やフリーランス、仕事終わりのビジネスパーソンなどいろんな人に来てもらうことで、イノベーションのきっかけにすること。

そして、Yahoo社員が、社外の人と接触する機会を増やすことで、社内では得られないインプットとして刺激を受けること。

この二つの狙いがあるそうです。

 

今回、取材した二つのコワーキングスペースを紹介しました。

これからさらに個人化が進み、市場の変化が激しくなると、「フリーランス」や「複業」といった働き方が増えてきます。

そういう中では「働く場所」や「コミュニティ」といった要素が非常に大事になるんだなと思います。

会社一つで人生ずっと働くことはほとんどあり得なくなっている今、コミュニティや働く場所もすべて自分で選び続けていく時代になっているんだとすごく実感した取材でした。

 

2018年11月現在